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いたばしアレルギーの会 活動の記録 平成21年度~平成27年度


いたばしアレルギーの会の活動紹介 平成21年度~平成27年度

●平成21年11月 小児アレルギーの会 げんきっ子クラブを自主学習クループとして立ち上げ。
病院や公園などで知り合った数人の仲間とおしゃべりを通じた情報交換や会食を不定期に開催。

●平成23年4月 いたばし総合ボランティアセンターさんが開催した、いたばし災害ボランティア養成講座に参加し、板橋区防災課や災害ボランティアの皆さんへアレルギーを持つ人がいるという事を広め理解者を増やしていく活動に重点を置き、自分たちが、災害時にアレルギーを持つ人たちの支えになりたいという目標を持ち再スタートする。

●平成24年3月 いたばし総合ボランティアセンターの区民参画型事業「いたばし学校」の取り組みとして、「災害とアレルギー」 ~災害時のアレルギー症状のある方への対応を  みんなで考えよう~ を共催
当事者だけの声ではなく、災害現場を良く知人たちや、医療職、教育施設、福祉施設の方と一緒に災害時にどのような課題があり、自助や共助でどこまで解決できるのか意見を交換した。
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■第1回 3月4日(日)
 板橋区防災危機課の職員から、派遣先での被災地の現状と合わせ配給されていた朝昼夜の食事内容の写真を交えながら説明していただいた。板橋区の防災の現状と各避難所の倉庫の備蓄品についての説明を受け、災害時にアレルギーを考慮して避難所担当者が対応することが難しいという話を伺った。参加者からは避難所運営に参加することで食物アレルギーがあることを周りに伝えられるかもしれないと声が上がった。
板橋区防災危機課が現地に入った際の詳細の情報、いたばし災害ボランティアが目にしてきた様子、また新聞やネット上の情報、また被災したアレルギーを持つお子さんのお母様の避難までの手記、被災地へボランティアとして派遣された栄養士の方の活動内容レポートの発表、いくつかの県の備蓄覧をポスターにして掲示。板橋区の非常食品原材料を掲示し、当事者による自助の重要性を示した。
■第2回 3月11日(日)
 帝京大学附属病院 小児科 小林茂俊先生(日本アレルギー学会専門医)を招きアレルギー症状に対する基礎知識を共有し、災害時に備え日ごろからできることについて意見を出し合った。
自分の症状を正しく理解し、正しい治療を受けることが、もしもの時に必要のない不安を抱えずに済む1つの手段になるのかもしれない。近隣医との連携はもちろんお薬手帳や薬の予備などを準備することで災害発生からの1週間を乗り切る安心材料になるのではないか。
当事者同士のつながりはもちろん、ご近所の方との繋がりが災害時に心強いものとなるであろうということから、今後も定例会などでアレルギーを持つ人と関心を持つ人とが一緒に話が出来る場があった方がいいという声が上がった。 その一方で当事者は乳幼児を抱えており運営への参加には無理があるのではないかという意見もあった。

■第3回 3月18日(日)
 防災・減災アドバイザー 菊池顕太郎さんを招き、災害時にどのようなことが起きているのか、避難所がどのような状態なのかを具体的に解説いただいた。
非常食や薬を準備しても、自宅が安全な状態でなければ大きな怪我をし、避難すらできず、また大切な人を失うことになりかねないという話をうけ、参加者の中からはアレルギーに対応した非常食ばかりに目を向けず、自分の身の回りから一つずつ減災の対策を積み重ねていきたいと声があがった。
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●平成24年5月 名称を現在のいたばしアレルギーの会に変更。
いたばし総合ボランティアセンター事業「いたばし学校」という区民一人一人が先生であり生徒である取り組みの1つとして、「いたばし学校」いたばしアレルギー支援プロジェクトを発足し、当事者だけの活動ではなくアレルギーについて理解したいという方も含め活動を開始。
2か月に一度、「いたばし学校」いたばしアレルギー支援プロジェクト定例会を参加団体として運営をスタートさせる。
●平成24年11月 農林水産省主催、世界に誇れるジャパンフードが集まる食と農林漁業の祭典!「ジャパンフードフェスタ2012」の「農林漁業学園エリア」における、東京都・東京家政大学有志団体 白藤プロジェクトさんと連携し参加。
その後、学生アワードにて家政大学有志団体 白藤プロジェクトは農林水産大臣賞を受賞。
●平成25年5月 防災士、菊池顕太郎さんの防災講座を主催。
●平成25年12月 東京家政大学有志団体 白藤プロジェクトさんのアレルギー対応スイーツ商品開発に「いたばし学校」いたばしアレルギー支援プロジェクトとして協力。翌年5月に開催された新宿高島屋での「大学はおいしい」という催事にて販売された。
●平成25年12月より、いたばしアレルギーの会として当事者に限定したおしゃべり会を不定期に開催。
●平成26年2月より、当事者の「嬉しいほっと」エピソードを募集する。自分でエピソードを書くこと、誰かのエピソードを目にすることで、アレルギーを持つ子供が理解のある人に支えられていることに改めて気が付くきっかけになるよう願っている。


●平成26年5月、連続講座の開催
アレルギーを持つ子どもたちのすこやかな成長を考える学習会~学ぼう!みんなで見守ろう~
■第1回目5月17日(土)給食大好き!
板橋区の給食に関する現状を中学校の給食を作る栄養士に伺い、親だからできる給食の時間を安心で楽しい時間にできる工夫を探った。
■第2回目7月6日(日)アレルギー当事者の子供時代 
アレルギーを持つ小学2年生の今日までの子育てを、お母さんが振り返り「今だから思うこと」を患者家族の視点を伝えた。
アレルギーを持つ女子大生が今日までの生活を振り返り「いつも家族と友達に支えられていた」という経験談を伺った。
■第3回9月13日(土)アレルギー当事者が災害時に備え今できること
あとぴっこ地球の子ネットワークより吉澤淳氏を講師に迎え、3.11の時に実際に活動した内容をお話しいただいた。

●上記学習会の内容は、アレルギーっ子ママだより として板橋区内の公共施設(図書館・地域センター・児童館・健康福祉センターなど)や、近隣区の児童館にて配布。

●平成26年12月 クリスマス会 
●平成27年1月 子ども達の健やかな成長を考えるおしゃべり会
●平成27年2月 クラフトおしゃべり会(アクリルたわしを作りながらアレルギーをテーマに交流をしよう)
●平成27年3月 クラフトおしゃべり会(コサージュ作りをしながらアレルギーをテーマに交流をしよう)
●平成27年5月 板橋区こどもワクワクフェスタ2015 参加
●平成27年5月 子供たちの健やかな成長を考えるおしゃべり会
●平成27年6月7月 クラフトおしゃべり会(甚平を作りながらアレルギーをテーマに交流をしよう)
●平成27年6月 避難所運営机上訓練HUGと炊飯袋を利用した災害時のご飯作り
●平成27年6月より、保育室でのアレルギー対応給食調理のスタート
●平成27年8月 夏祭りの開催
●平成27年8月 いたばし総合ボランティアセンター事業 避難所運営宿泊訓練に参加 
●平成27年9月 アレルギーに配慮したスイーツの企画販売のスタート
●平成27年11月 栄養士の団体 えいようのわ。さんとの情報交流会の開催

*現在いたばし総合ボランティアセンターの公募助成を受け、いたばしアレルギーの会パンフレットを作成中です。
パンフレット配布により期待される効果を下記にまとめました

◎当会が作成したパンフレットにより、アレルギーと診断されて不安を抱えている当事者やその家族が、“頑張りすぎない自助”“あたたかな共助”の考えに触れ、不安の解消や、生活スタイルの向上が期待できる
◎アレルギー疾患当事者の方、そのご家族・ご友人が、気軽に不安・疑問を問い合わせることができ、それを解消することができる。また、問い合わせのハードルを低くすることで、より多くの方々にその門戸が開かれることが期待できる
◎アレルギー疾患当事者やその周りの方々が、互いに悩みを語り合い、支えあう、緊密なネットワーク作りにつながる
◎「おしゃべり会」の開催により、当事者及び家族の孤立感や不安を軽減でき、交流による共助や新たな情報共有が生まれる
◎また、一人ではどうしても解決することができない問題についても、周囲の方々と協働し解決に結びつけることで、当事者の人的環境と生活環境を明るくすることができる
◎アレルギー疾患が原因となっているさまざまな課題の本質を一緒に考えることで解決に結びつけ、当事者たちの健やかな生活環境を支えていく




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