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ご報告 8月1日(月) いたばしアレルギーの会   防災対策 基本の「き」 ~ 今から準備しよう!つながろう! ~ 第2回 目指せ!子ども非常食リーダー



8月1日非常食リーダー講座

ご報告 8月1日(月) いたばしアレルギーの会  
防災対策 基本の「き」 ~ 今から準備しよう!つながろう! ~
第2回 目指せ!子ども非常食リーダー


開催日時 平成28年8月1日(日)11時~14時
会場 いたばし総合ボランティアセンター
参加者 子ども9名(新規参加者5名 前回参加者の子ども非常食リーダー4名) 


板橋区 ボランティア・NPO活動公募事業補助金を受けこの講座を開催いたしました。
ありがとうございました。

内容: 
防災に関するクイズ
自分に必要な防災対策を考えてみよう。
あの非常食は食べられる?原材料を確認してみよう。
実際に作って試食をしてみよう。
原材料を伝えながら友達におすそ分けをしてみよう。


「子ども非常食リーダー」とは当会オリジナルの認定であり、
①学んだことに自信を持ってもらうこと
②自分の周りの人に非常食について学んだことを発信してもらうこと
③子ども達が自ら防災の基礎知識を学ぼうとする意欲を育て自助共助力の広がりを目指すこと
を目的としている。

また、非常食リーダー認定を受けた子ども達は、次回の講座ではスタッフとして参加し、子どもなりの知識の向上(自助力の向上)はもちろん、子ども達が自分の得意なことを通して仲間とともに協力すること(共助力の向上)、たくましく成長する試み、としたいと考えている。

公的な認定ではなく子ども達の学びを応援するためのものであることをご理解ください。



81非常食


ご報告

新規参加の定員を5名に設定。
子ども達との約束通り、第一回目に参加し子ども非常食リーダー認定を受けた子ども達4名に進行を手伝ってもらいました。


今回の学習会でも原材料を自分で確認し、非常食の中から食べられる、アルファー米と缶詰を選ぶ経験をしてもらいましたよ。

  
参加者一人一人の考えを引き出し、子ども達なりの考えを共有しながら講座が進行しますので、予定している内容になるのかは参加者の子ども達次第・・・。
運営側もワクワクの進行です。
 
参加者の子ども達は、予想通り(?)食いしん坊さんだったので、アルファー米の非常食を作るために説明書をよく読んだり、発熱剤を使い温かい食べ物を作る経験をしたり、缶詰を開ける経験につなぐことができました。

どれも、苦戦する姿がありましたが、子ども同士が声を掛け合い最後まで取り組もうとする姿が見られるのが、この講座で出会う子ども達の仲間意識の素敵なところ。


 今回は初の取り組みとして、調理後、避難所での炊き出しをイメージし、食べ物を渡す相手が食物アレルギーを持っているか、確認すること、食べ物をもらう際には自分のアレルギーを伝えることを経験してもらいたいと考え、小さなアルミカップをテーブルに置き、参加者の自発的な行動を待っていました。

参加二回目になるこども非常食リーダー4名が率先して、「これ、美味しいから食べてほしい」と声があり、おすそ分けをする相手に「食べられますか?」「原材料はこれです」と確認し、「私は乳成分のアレルギーがあるのでこれは食べられません」と声がけをする姿がみられました。

新規参加の子ども達にもすぐに伝わり、参加者の子ども達がアレルギーを確認し、無事おすそ分けの経験も行えました。

前回の講座を受講した子ども達に「こども非常食リーダー」の目的でもある自発的に行動を起こす姿を見ることができたことをとても嬉しく思いました。


今回は、保存期間が3年以上ある非常食の缶詰と、市販されている缶詰の、味と値段を比べてみましたよ。

特定27品目を使用していない、鹿肉を使った肉じゃがの缶詰800円
小麦・大豆が使用されている、豚バラと大根の煮物の缶詰、128円

どちらが美味しいか、どちらがお買い得なのか、どちらが安心なのか、この三点について子ども達の率直な声が。

小麦と大豆が安全に食べられる子ども達には、「豚バラと大根の煮物」の缶詰が大人気。
また、サンマの缶詰なども、好評。

小麦・大豆を食べることができないアレルギーをもつ子どもとその親には、特定27品目を使用していない鹿肉を使った肉じゃがの缶詰が好評でしたよ。

アレルギー症状を発症する人が多いとされている特定原材料27品目を除去した非常食備蓄を開始した茨城県竜ケ崎市についての話も参加者の保護者から質問がありました。

当事者はもちろん、おなじ地域の人に食物アレルギーに関する理解が無ければ、27品目を除去した非常食を備蓄しても、27品目に含まれない米やアーモンドなどにアレルギーがある人達への配慮にはいきつきません。
アレルギーを持つ人の非常食の選択肢が減ってしまう可能性があります。

公助の非常食に全てを頼るのではなく、自助の強化と、同じ課題を持つ仲間の共助の大切さを重ねて話をさせていただきました。



2回目の参加者(子ども非常食リーダー認定を受けた子ども)達が活躍する姿に憧れた、新規参加者の子ども達が、「次は僕もスタッフになりたいから絶対またやりたい!」と感想を発表してくれたことで、他の子ども達も感化され「いつやる?」と子どもたちなりに防災講座を企画を立てようとする様子がありました。

子ども達からの声を元に、こども非常食リーダー講座を作り上げていきながら、今後もアレルギーを持つ人が自ら行動を起こすきっかけ作りになるよう、防災学習の機会を作っていきたいと考えています。

こども非常食リーダー講座は、子ども達一人一人の自発的な行動を応援する取り組みでもあります。
知識を持つ大人が、「教える」防災講座ではありません。

進行の中で子ども達が気が付いたことを、参加者みんなで共有して一緒に考え、子どもたち同士が講座の中でコミュニケーションを行う、1つ1つの工程を大切にしています。

今後も、こども非常食リーダー講座を継続していきます。
お申し込みはどうぞお早めに。

有料となりますが、出張講座のお申し込みもお受けいたしますのでお声がけください。

この講座のファシリティターは、スペシャリストの会員が対応いたします。
お問い合わせは下記のメールアドレスからお気軽にどうぞ。

itabashiallergy@yahoo.co.jp




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