【ご報告】 第1回 防災ピクニック!
平成29年度 いたばしアレルギーの会 防災学習会
防災対策 基本の「き」
~ 今から準備しよう!つながろう! ~
【ご報告】
第1回 防災ピクニック!
開催日時: 平成29年10月2日(月)

今回は、会員による、近隣地域で繋がりのある人向け
のお楽しみ企画として本講座を行いました。
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秋らしい青空のもと、子どもと一緒に防災ピクニックを行いました。
今回は、
「経験を通して、自分で考え工夫してみる」(自助)
「知らないことを知るために、周りの人に聞く力を育てる」(受援力)
「みんなで目的を達成するために、協力する」(共助)
ことを目的にしました。
まずは、会場管理をされている方へのあいさつ。
利用方法の説明を子どもたちにしっかり聞いてもらいます。
その後、さっそく火おこしを経験してもらいました。
予想以上に炭に火を起こすことが大変で、途中で飽きてしまう子、
火がついたから「できた!」と思い、火おこしを終えてしまったり…
火おこしをするために、どのように風を送れば効果的なのかも考えてもらいながら
最後まで頑張ってもらいました。
ここまでで、結構ヘロヘロ。
その後は、さつまいもとジャガイモを準備してくれました。
美味しくなるまでに時間がかかることを良くわかっていて、素晴らしい。
ここで、実は秘密の工夫をしている子がいました。
さて、ご飯を炊いてもらいます。
身近な缶を使い、米研ぎも、炊き上げも行います。
「えー!!缶??」
「缶のクチからお米がでちゃうよ!」
そんな声に、「どうしようか?」とだけ声をかけました。
お米を拾うことで、こぼれた分を回収する子がいたなか、
閃いた子は、缶に水抜きの切り込みを入れました。

この「やってみたから気がつく経験」こそが、
どんな時でも生き抜く力になっていくのだと考えています。
玉ねぎと人参も入れて、スチール缶でカレーも作ってもらいます。
非常食が入っている缶は、とても使い勝手がいいものです。

さて、甘いものも作りました。
ホットケーキミックスを使い、子どもの目分量で生地を作り
缶に入れて焼き上げます。
もちろん、ソーセージに、お餅なども焼きます。
準備ももちろん子どもたち。
「アルミホイル,たくさん準備しておかないとね!」
そんなことにも気がついた、こどもたち。
素晴らしい。
そうです。
自分で準備しておくことが大切です。
さて、お昼になるまで、
マシュマロをやいて遊んだり、ソーセージを焼いて楽しむ子どもたちですが、
「まだ、焼けない」
「すぐ焼けないね~」
「なんで??」
との声が。
今回は、炭の片付けも考え、お米がのんびり炊き上がる火力で、
かつ、炭を焼き切って帰れるように、炭の量を少なめに調節していました。
(ご飯を炊くには強い火力も必要ですが、あるものでどう作るかが目的。)
子どもたちに事情を説明したところ、「ふ~ん」と。
「でもソーセージ、パリパリにしたい」
・・・・ですよね。
そこでうちわを渡しました。
「あ~」
気がついた子はすぐにうちわで炭を仰ぎ始めました。
子どもたちは、風を受けて火を立てる炭でソーセージの表面を焼き上げました。
火の調節の工夫に気がついたかな。

コンロの形状が変わっているので、こんな風に三段で火の調節も楽しめるのが大人には嬉しい。
子どもたちによるテーブルコーディネートも完成し、お昼ちょうどにご飯となりました。
食事をしながら、それぞれのメニューの工夫を聞きました。
カレーは、バーモンドカレーと、アンパンマンカレーと隠し味に焼肉のたれを使ったこと
ホットケーキは、美味しくなぁれといって混ぜたこと
さつまいも、ジャガイモをさっと水に濡らし、
アルミ箔を2重にしてく、ふっくら美味しくやきあげてくれたこと、
どれも小さなことだけれど、子どもたちにはとても重大な秘密のように話してくれました。

残り火でドングリを焼いた子どもたち。
どういうわけだか、石で皮をむいていました。
せっかく丁寧に準備したのですが・・・
うっかり、忘れてしまったようで、丸焦げに。
「うわーにがい!!」
と大喜び?していました。
さて、とっても楽しい時間も終え、きれいに炭も片付きました。
管理の方に炭の片付け方を褒められた子どもたち、ちょっと自慢気の顔になっていましたよ。
私たちは便利な道具を使いながら日々生活しています。
ですが、道具を手放すことで、見えてくること、手に入れられる物もあります。
「何もない」ではなく、「できることもある」ことを、知ってくれたらいいなと思っています。
野外調理だけではなく、生きること全てにおいて。
子どもたちが、食事をしながら「なんか、すっごい達成感あるね」
と笑っていたのがとっても印象的でした。
次回は日程調整中です。
ご興味ある方は、ぜひ「いたばしアレルギーの会」FBやブログ、ツイッターでの情報発信をご覧ください。
缶のご使用は、ご自身で納得されたうえでお試しくださいますようご理解よろしくお願いいたします。
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